【G-motty Blog(ジモッティブログ)】キタキュウのビール好きは良い人ばかり(第7回)「Irish Pub Booties(ブーティーズ)」小倉 No.1

アイリッシュ・パブ「ブーティーズ」

第7回目は、小倉京町にあるアイリッシュ・パブ「ブーティーズ」をご紹介いたします。

2002年開業、2010年2月に移転し勝山橋を魚町方面へ渡ったところに現在のお店があります。

外から見ると、内装が木目で落ち着いた感じは一見敷居が高そうに見えますが、カウンターでゆっくり自分の時間を楽しんでいる人もいれば、賑やかにグループで盛り上がっている人たちもいて、大変雰囲気の良いお店です。

rish Pub Booties  
北九州市小倉北区京町1‐2‐2 武内ビル1F.
TEL ; 093-551-6160

アイルランドを代表とする「ドライ・スタウト」GUINNESS(ギネスビール)、アイルランドの「エールビール」KILKENNY(キルケニー)、日本の「ピルスナー」EDELPILS(エーデルピルス)は樽生で常時提供されています。

アイルランドの代表的なビールKILKENNY(キルケニー)とGUINNESS(ギネス)
アーサー・ギネス氏が生み出したスタウトビール「ギネスビール」

その他、門司港地ビール・よなよなエールの樽生やベルビュークリーク(期間限定)、さらに毎週ゲストビールの樽生開栓が楽しめます。

ヨーロッパの最新ボトルビールもプレミアムビールとして常時入荷されています。

英国・アイルランドの「パブ」文化

英国・アイルランドと言えばエール(上面発酵)ビールです。

両国では古くからビールをパブで飲む習慣があり、樽から提供されるビールを飲みながら会話を楽しむ文化が根付いています。

英国・アイルランドのパブとは、日本でいう居酒屋、ファミリーレストラン、コンビニエンスストア、雑貨屋、市民公民館・・・これらがすべて一緒になった場だといわれます。

テーブル席

日本にはパブ文化がないため想像しにくいのですが、英国・アイルランドのパブには地域情報が集まり、市民が様々に使える多機能室があったり、パブが主催するイベントやスポーツチームがあったりと人々の生活の中心になっています。

・・・というのも、英国では3人に2人が習慣的にパブに行き、仕事をリタイアした人は自宅よりパブで過ごす時間のほうが長いこともあるようです。

また、お酒を飲まない人も気軽にパブを訪れるので地域交流の場所になっています。

英国の映画を見ても事件や会話の舞台はパブばかりで、パブが出てこない作品を探すほうが大変なのです。

最近では、男性向けの伝統的な「一人でふらりパブ」スタイルだけでなく、女性や子供もいる「みんなでパブ」スタイルのモダンパブも盛んになり、2極化が進んでいるようです。

(白井哲也著 「パブは愉しい。英国・アイルランドのカントリーパブを歩く。」引用)

世界中で飲まれるアイルランドの「ギネスビール」

ギネスビールは、日本の発泡酒のように「税金対策」からできたビールというのは有名なお話です。

創設者であるアーサー・ギネス氏がダブリンの工場で生み出したスタウトビールで、当時は麦芽に税金がかかったので、その対策として大麦を麦芽させずにそのまま焙煎するという手法を用い始めました。

飲み始めに軽いカラメル香があり、焦げた苦みが後口に残るホップの苦味とは違うシャープさで大人気となりました。

ギネスビールグラスに描かれているハープはアイルランドの国章、「1759」とは、ギネスビールの醸造を始めた年です。

それ以来250年以上にわたりクリーミーな泡とコクのある味わいが世界中で愛されています。

ギネスビールの独特の注ぎ方、クリーミーな泡で描いたクローバー

(藤原ヒロユキ著 「ビール入門」より引用)

 

品質の高い「ギネスビール」が飲めるお店 「ブーティーズ」

アイリッシュ・パブ「ブーティーズ」は、ギネスビール樽生の回転が非常に速い。

平日では1日15リットルの樽が2-3本、週末では4~5本入れ替えるので、いつ行っても新鮮な開栓したてのギネスビールが飲めるのです!

 

マスターの秋山雅史さんとギネスビールとの出会いは、日韓ワールドカップが開催された2002年のテレビ番組をたまたま見たことです。

マスターの秋山雅史さん

番組では、アイルランドの土地で、ギネスビールの独特の注ぎ方である、クリーミーな泡でクローバーを描く様子を放映されました。

その当時、北九州市にはギネスの樽生を取り扱っているお店がなく、実際にアイルランドのパブへギネスビールを飲みに行かれたほど魅力に惹かれた様です。

現地のアイリッシュ・パブの雰囲気をそのまま小倉で実現させようと、パブにしかない居心地のよさやアットホームな人の輪が広がる楽しさなどの再現に、マスターの思いが強く感じられるお店です。

ブーティーズシェフ歴12年の松田靖士さんは、季節感を大切に考えて地元中心の食材を使ったこだわりの料理を提供されています。

シェフの松田靖士さん

英国の国民食であり伝統料理で最も有名なフィッシュ&チップスに使用される白身魚は、ブーティーズでは関門フクを使用しています。

アヒージョやカルパッチョなどで使用されるタコは、地元の漁師さんから直接仕入れた関門タコです。

最近では若松産の潮風キャベツを使ったロールキャベツや若松産の芽子(めご)にんにくを使用した料理も登場しています。

芽子にんにくは、従来のにんにくより旨味が凝縮され、芽も根も丸ごと食べられるのに臭いがほとんど残らないそうです!

ブーティーズでは、野菜を使った料理も多く美味しい料理ばかりです。

2か月に一度の割合で季節メニューを見直しており、シェフの松田さんは「常連のお客さんも多いので、来店する楽しみを提供したい。」

「男性女性に関わらず買い物ついでに気軽に来店してほしい。」との思いを話してくださいました。

おいしいビールを飲みましょう。

(著者)Mieko. M

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