世界にはたくさんのビールがあります。
ビールの主な原料は「水」「麦芽」「ホップ」「酵母」です。
ビールの種類は「スタイル」と呼ばれスタイルは100を超えるといわれています。まずは、酵母発酵の違いによってスタイルの違いが出てくるので見てみましょう。
【発酵によって違うスタイル】
ビール酵母の発酵によってアルコールが作られますが、ビールのスタイルはこの発酵方法によって大きく3つに分類されます。(ちょっと教科書的です。)
1) 上面発酵酵母は15~25℃で発酵し、発酵中に酵母が表面に浮かび上がります。
「上面発酵」のビールは「エール」と呼ばれ、豊かな味わいと香りを特徴とし、じっくり味わう飲み方に適しています。
2) 下面発酵酵母は約10℃で発酵し、発酵中は表面に浮かばず、発酵後期は凝集して底に沈みます。
「下面発酵」のビールは「ラガー」と呼ばれ、皆さんもご存じのとおり爽快で飲みやすいのが特徴です。
3)「自然発酵」のビールは主にベルギーで採用され、空気中や木樽に存在する野生酵母によって発酵が行われます。
「ランビック」と呼ばれ酸味が特徴です。
【上面発酵ビール「エールビール」】
上面発酵ビールの中で、さらに麦芽の種類、焙煎工程や香味などの材料投入の違いによって多くのスタイルに分けられます。
最近、スーパーやコンビニでも気軽に購入できるエールとしては、1997年に創業した、長野県佐久市にあるヤッホーブルーイング社の「よなよなエール」があります。
エール特有の豊潤な香りに、ほどよい苦味とほんのりとした甘みがあります。
日本のエールビールの中でも代表的なビールの1つだと思っています。
【ヒロマツおすすめエールビール】
ヒロマツには、エール初心者向けのビールに、白いビール(ドイツのヴァイツェン、ベルギーのベルジャンホワイト)があります。
ヴァイツェンは「小麦」、ヴァイスは「白」のことで、小麦を原料の50%以上使用して作ります。
ベルジャンホワイトは麦芽にしない小麦と大麦麦芽の両方を使用してボトル内で発酵・熟成させたビールです。
ビールの色は非常に淡くグラスに注ぐと白く濁るのが特徴です。ホップの香りも苦味も少なめでフルーティな味わいです。
さらにヒロマツおすすめは、最近流行りのアメリカンエール、IPAです。
アメリカンホップのフルーティかつフローラルな柑橘系の香りが特徴です。
通常のエールにさらにホップを効かせアルコール度数の強いものが「India Pale Ale」、略してIPAと呼ばれます。
柑橘系の甘い香りが強くて、しかし、口に含むとホップの苦味がガツンと効いた清々しいビールは、ホップ好きの間で人気のスタイルです。
(IPAに関しては、今回とは別に特集を組みたいと思っています。)
おいしいビールを飲みましょう。
著者 : Mieko.M
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